元気が出ない子どものためのごはん(2)

前回のブログ
(元気が出ない子どものためのごはん)で書いたとおり、
私自身も「もうすこし体力があったら、
もっと色々なことができるのになあ。
もっと元気だったらなあ。」
と思っていた1人です。

私の場合は、
やる気はあるけど元気がない、という状況でした。
会社の同僚にも「もっと体力があったらなあ」と、
よく言っては笑われていました。
私は真剣に言ってるのに。。。とほほ。。。

私は子どもの頃からお肉が好きではありませんでした。
特にお肉の脂身が嫌い。
お肉の匂いも好きじゃない。
食べられなくはないけれど進んで食べはせず、
トンカツのころもだけ食べてお肉を残すような子どもでした。
カレーのお肉だけ残すとか、
付けあわせの野菜だけ食べてお肉を残す、
とかやっていました。

大人になってからはそんな食生活がエスカレートして、
お肉を食べるのは1年に数えるほどになっていきました。
一生お肉を食べられなくても別に平気と思っていました。

そんな私が一気に心を入れ替えて、食生活を変えたのは、
調理師免許と食生活アドバイザー資格を取るために
通った学校の先生に出会ってからです。

「疲れる」とか「元気がでない」ばかり言ってる私に、
先生はたずねました。
先生「好きな食べ物は何?」
私 「野菜とくだものです。」と答えました。
私のお肉を食べない食生活を詳しく聞いて
先生「タンパク質がぜんぜん足りてない。
   元気になりたいならタンパク質をとりなさい。」
私 「え?納豆とか豆腐とか豆料理は食べています。
   チーズもヨーグルトも食べてます。」と反論。
先生「とにかくお肉を食べなさい。
   植物性タンパク質じゃなくて
   動物性タンパク質をとること
   できるところから少しずつでいいから。
   毎日飲んでる豆乳を牛乳に替えて、
   野菜サンドイッチをハムチーズサンドに替えて、
   魚料理定食ではなく
   お肉料理定食を食べるようにしなさい。」

その後、先生から、たびたび「今日のお昼は何?」とか
「昨日の夜は何を食べた?」などどチェックが入りました。

私の報告を聞くと先生が
「エライエライ」とか言ってくれるので、
私はおもしろくなってしまい、
自分から
「先生、ほら、おやつに牛乳を飲んでます」
とか言って牛乳パックを見せたりしていました。

親に誉められるとうれしくなって
がんばっちゃう子供みたいでした。
コレがまた楽しかったのでした。

そしてしばらく続けるうちに、
「疲れたなあ」と思うことが減ってきました。
「元気がでない」とか「だるくてだるくて・・」
という感覚がなくなってきたのです。
私には魔法のように感じられましたが、
魔法ではなくて、
体が正直に反応しただけなのだと思います。

実は今もお肉は好きでないことに変わりありません。
ただ、動物性タンパク質で元気になれることを
身をもって知っているので、
食べるように心がけています。

脂身が少ないロースやヒレを選んだり、
肉メニューの間にマグロをはさんだり、
出来合いのお肉料理を買ってきたり、
無理せずできる範囲でやっています。
時間の余裕がないときは、連日ツナ缶ということもあります。

それでも良し!出来ることを出来るだけで良し!
不思議なことに、
疲れがたまると「あー、お肉たべたいな」と思うようにもなりました。
体がお肉を欲する感覚を持ち始めたのかもしれません。

というわけで、私の「肉なし食生活」は改善され、
私の体も改善されたのでした。

疲れない、というのは本当にラク!
これは、
疲れるなあといつもいつも思っていた私の実感です。

元気が出なさそうなお子さんのごはんに、
お肉多めのメニューを出してみてください。

もちろん、ママもパパも、食べてくださいね。
ママも、パパも、元気で。