怒っているとカレーが食べたい

怒りをかかえているとき、辛いものを食べたくなりませんか?
私は、なります。
カレーが食べたくなります。

怒りの感情に合わせてすぐに食べたいので、
じっくりカレーを煮込むなんてことはせずに、
てっとり早くレトルトカレーを使います。
七味唐辛子・粒コショー・クミンシード・しょうがを加えて
辛さと香りを自分好みに調節します。

辛いカレーを食べたからといって怒りがおさまりはしないです。
問題解決もしないです。

ただ、私の中に、
怒りがある→辛いカレーを食べた→大丈夫と思える、
という独自の方程式があり、
方程式に沿った行動をとると本当に大丈夫な感じがするので、
ここ2年ほど続けています。

怒っている私のためのカレーアレンジ

でも、進んで辛いものを食べるのは、怒っている時だけです。
それ以外は辛いものの摂取を控えているのは、
前回ブログに書いたとおり、
調理師免許と食生活アドバイザー資格を得るために
通っていた学校での授業の影響です。

私にとって衝撃だった先生の言葉は
辛みイコール痛み。
痛みは怒りを増幅させる作用があると言われている。
思春期やら反抗期やらが重なって、
おなかに怒りをかかえて、
いつも怒りっぽい子供には
ママとしては辛い食事を控えるのも、ひとつのやり方。
とのこと。

確かに、教本にも
辛みは、口の中に暑さと痛さが複合された刺激を与える
とあります。

実は私はもともと辛いものが好きで、
自宅にいろいろな辛み香辛料を取り揃えていました。
一味唐辛子・七味唐辛子・和からし・洋からし・
マスタード・粒マスタード・わさび・しょうが・
粉さんしょう・ゆずこしょう・タバスコなどなど。
辛い食べ物が好きというよりは、
辛い薬味を足して食べるのが好き、なのでした。
どんな料理にもタップリ目に辛みをつけて楽しんでいました。
とんかつ屋さんではからしをおかわり、
焼き鳥でもローストビーフでも
すべての肉料理には何らかの辛味を付け足していました。
ソーセージにもスクランブルエッグにも粒マスタードが必須。
サンドイッチにも粒マスタードをプラス。
炊きたての白いごはんに七味唐辛子をふりかけて
お醤油をたらして食べるとか、やっていました。
これは、けっこう好きでした。
(引きますか?)

でも、今は、
自分の中の怒りを増幅させないために
辛みは極力控えています。
私は思春期でも反抗期でもありませんが。

辛みは栄養ではなく嗜好品ですから、
慣れてしまえば、
なければないでなんとかなる
ものですね。

好きだった辛みを控えるツラさより、
怒りをかかえるツラさのほうがずっと大きい
です。

そういえば、「辛い」は「からい」とも「つらい」とも
読みますね。

今はまだ、
怒っている自分を落ち着かせるために、
自分を甘やかしてカレーを食べていますが、
そんな食べ方はカレーに対して失礼かもしれません。(笑)
今後、だんだん変わっていくかもしれません。